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農と暮らしの学校コンセプト

山と川の学校代表
三島 真

想像してみてください。
小高い山に囲まれた小さな里の真ん中に、猫の額ほどの小さな畑があって、土と同化しそうなほど陽に焼けたおじいちゃんが作る赤カブはどこよりも赤くて甘いから、おばあちゃんの手で大切に赤蕪漬けにされ、食卓には欠かせない一品として愛されてきました。

おじいちゃんの畑は、赤カブのほかにもトマトやきゅうり、大根や玉ねぎなど、魔法のようにたくさんの野菜を食卓に提供してきました。どこかに売ってお金に換えるほどの広さはないから、この畑で作られた野菜は、おじいちゃんの汗とおばあちゃんの手のぬくもりで家族の「食」を支えてきました。

いま、全国のふるさとに無数にあったそんなおじいちゃんの畑が、過疎、高齢化の波に呑み込まれて、その営みの灯を消し去ろうとしています。

考えてみれば、大切な人の「食」を支えてきたこの小さな畑が、私たち日本人の食文化を豊かに育んできたのです。早春の野菜が少ない時期にはあぜ道の山菜を代用し、夏秋の収穫の時期には溢れるほどの食材で旬をたのしみ、余ったもの漬物にしたり干したり発酵させて冬の食卓に備えた。

こうした四季折々の「農」と「食」の営みを、私たちは次の世代に伝えたいと思います。都会に住むみなさんといっしょに畑を引き継ぎ暖かい土の匂いに包まれて野菜を育て、味噌や漬け物、豆腐や梅干など、多彩な「食」の知恵を受け継いで生きたいと思います。

想像してみてください。
小高い山に囲まれた小さな里の真ん中に、猫の額ほどの小さな畑があって、麦わら帽子をかぶって鍬をふるっているあなたの姿を…。

校庭は"畑"とそこから広がる"里山"です。

農と暮らしの学校には、立派なロッジやにぎやかなテーマパークはありません。長良川の上流域にある谷間の小さな「気良(けら)」という集落が私たちの校庭です。
気良の畑と、畑につながる土手やあぜ道、澄みきった水をたたえる気良川をフィールドに、民宿の女将や農家のおじいちゃんおばあちゃん、そして山と川の学校のスタッフが力を合わせて「農のある暮らし」をサポートします。

年4回の基礎講座+選択講座

農と暮らしの学校は、年4回の「基礎講座」と年16回の「選択講座」で成り立っています。
「基礎講座」では、野菜の定植や収穫、作物加工の知恵など、「農のある暮らし」の最も重要な内容を学びます。この「基礎講座」を4回とも受講した方には卒業証書が授与されます。
また、「選択講座」では、より広く深く、そしてより楽しく学んでいただくための12の講座を用意しました。それぞれの日程の中から参加したい日を選んでご参加ください。渓流釣りや山菜採りなど、田舎暮らしをいろどる多彩な知恵や工夫を学んでください。

収穫にいけなかった場合は、ご自宅にお届けします。

みんなで畑に植えた玉ねぎやジャガイモなどの収穫物と、各講座で作る味噌や干し柿、トマトケチャップや門松など、里の香りと知恵がいっぱい詰まった加工品は、講座に参加できなかったときには、ご自宅にお届けします。
 
・春の便 ジャガイモ2kg タマネギ   2kg お茶100g
・夏の便 ミニトマト 1kg トウモロコシ 4本 手作りケチャップ
1瓶
・秋の便 さといも  1kg さつまいも  2kg  
・冬の便 大根    3本 カブ      5個 干し柿  数個
・正月便 手作りみそ 500g 切り餅    8切れ ミニ門松
※農と暮らしの学校で作った農作物や加工品は、あくまでも体験的な成果品であり、生協の販売商品規格に則っておりませんので、あらかじめご了承ください。
※農と暮らしの学校で栽培する作物は、有機肥料(牛糞など)を使い、農薬を使わないで育てます。

郡上の魅力が詰まった冊子"季刊里山の袋"をお送りします。

山と川の学校が発行する、郡上の情報誌を春号・夏号・秋号・冬号の4回お送りします。『里山の袋』は、岐阜県の奥美濃に住む私たち里山の住人が、農山村に広がる自然と暮らしを、私たち自身の目と手と足で集め伝えたいと思い創りました。都市の雑誌が伝える「田舎」ではなく、私たち自身のリアルをお伝えしたいと思います。

 

農と暮らしの学校の年間スケジュール(下の季節をクリックしてください。)